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遺伝子組み換え 農作物の細胞に、他の生物から取り出した遺伝子を組み込むことで、除草剤耐性や害虫抵抗性といった新たな性質を与える技術。遺伝子組み換え農作物を原料にしてつくられた食品を、遺伝子組み換え食品という。(朝日新聞 9/20)バイオテクノロジーについては何一つ知らないけれど、「害虫抵抗性」はともかくとして、「除草剤耐性」なんてものをつけられて、強力な除草剤をばんばん撒かれたんじゃかなわないな。それともそういうことではないのかな? |
「つくる会」は厳しく賛同者の意見統一をしている会とは思えません。いろんな意見の人がいるんじゃないですか。今のところ「つくる会」は人々に日本歴史のことを考えさせる役には立っていると思います。そんなこと言ってないで、そんなくだらない団体からは早く足を洗って欲しいね。 |
日本国内で年間に40万匹余りの犬、30万匹以上の猫が、“殺処分”されている。この現実をご存じだろうか。現在登録されている犬は480万匹だから、1年にその1割近くの犬が処分されている計算になる。(中略)同誌によると、「飼い主自身が施設に持ち込む『引き取り』は犬、猫合わせると収容数全体の7割にものぼる」という。確かに理不尽な話だ。能力もないのに、安易にペットなど飼うべきでない(ここでいう能力には資力や時間的余裕、責任感の強さ、愛情のキャパシティーなどが含まれる)。 しかし牛豚鶏などの家畜の肉は毎日平気で食べているのだから、鯨を救え! キャンペーンほどではないにせよ、犬猫を特別視する理由は多分に情緒的なものである(人間は所詮、情緒的生き物だから理解できないことではないのだが)。 マンション住まいは犬猫など飼うべきでないというのが僕の考えだ(僕は亀を5年間飼っている)。マンションで犬猫を飼っている住戸はたいてい臭い。そしてそのことに本人は気づいてない。基本的に犬猫は屋外で飼うべきだ。 殺処分された犬猫はどうせ灰になるのなら、もっと有効利用できないのだろうか? ナツィスはユダヤ人を虐殺して、石鹸をつくったという。こんなのはもちろん論外だが、毎年、栄養失調で死ぬ人間が大勢いるのに、ただ灰にしてしまうのは、なんとももったいない話である。 韓国で補身湯(ポシンタン)という犬料理を食べたことがある。とてもおいしかった。 |
昨日、小林よしのりの『新・ゴーマニズム宣言5』(小学館)を買ってきた。まだ最初の方しか読んでないけど、相変わらず大笑いの内容である。とうとう「神戸小学生連続殺傷事件」の「酒鬼薔薇聖斗」こと少年Aの犯行動機が明確になる時がきた小林くんも相変わらず頭悪いこと言ってるねえ。僕はその「週刊現代」の記事も「精神鑑定書」なるものも読んでないけど、なんでそんなものを読むと「犯行動機が明確になる」のか、まったくもって理解できない。小林くんはよっぽど純粋まっすぐくんなのかな。小林くんはそれを「犯罪心理学の第一人者小田晋教授」のような権威ある鑑定人が作成した(だろう)という理由から信頼しているのだろうか? 宮崎勤に対する矛盾した鑑定書が複数出され、東京地裁はその中の1つを何らかの基準に基づいて採用した。あの事件は今も確か上級審に係属中だったよね。さて、宮崎事件の本質は何だったんだろうか? 宮崎勤は「多重人格」だったのか、「精神分裂病」だったのか、小林くん、どっちかな? 対審構造も審級制度も複数裁判官の関与もない家庭裁判所の審判に小林くんは今でも充分に満足しているんだろうね。 それにもし酒鬼薔薇聖斗の殺人が「快楽殺人」だったとして、それで何かを語ったことになるのだろうか? 酒鬼薔薇聖斗は愉快犯だった、あいつは気狂いだ、あれは劇場型犯罪だった、というのとどこか違うのかな? むしろ、僕もそうかもしれないけど、酒鬼薔薇聖斗の挑戦状に深い共感を寄せた数多くの人たちがいた、という事実をどのように受けとめるのか、という点にこそこの事件を考えるうえでの可能性の中心が存しているのではないのか。その点では村上龍の『寂しい国の殺人』と宮台真司の一連の発言が最も参考になるね。 僕には小田晋はあのキンキン声と舌なめずりをTVで見聞きしている限り、潜在的に犯罪者になる素質が充分にあったと思えて仕方がない。しかし彼は自らが犯罪心理の専門家になることによって見事にそれを免れたラッキー・ガイだ。 さて 小田晋氏は知る人ぞ知る「反・人権派」の保守論客である小林くんの引用、原典に当たって2か所ほど勝手に手直しさせてもらったけど、勘弁してね。原文は柳美里『仮面の国』(新潮社)の98ページだ。 ところで小林くんて独特の読解力をもってるね。どこをどう読むと、「ぞぞ〜! おべっかを使っている!」っていう反応が出てくるんだろうか? 皆さんの参考のために、引用の前後を合わせて紹介しておこう。 前章で小田晋氏に対して「小田氏はこの少年に精神的な障害があるという診断を下しているのだろうが、心理学者ともあろうものが鑑定なしに勝手にカルテを書き込むなんて、およそ正常とは言えまい」と批判したところ、逆鱗に触れたらしく私に鉄槌を下すそうである。再反論するつもりはないので、氏の怒りを忖度して私の批判を確認させていただく。小田氏を除く(原文は「小田氏を除く」に傍点)テレビに出演する心理学者たちへの嫌悪感からつい筆がすべったと謝罪してもよいし、この事件のはるか以前から〈少年法〉を改正すべきだと発言し、人権派と対決してこられた小田氏に敬意を表するにやぶさかではないが、私はこの事件を快楽殺人として少年の病理に封じ込め、〈少年法改正〉で決着をつけようとする氏の主張には反対である。ところで「反・人権派」を自称して喜んでる人たちって性格異常者としか思えないんだけど、小林くんはどう思う? たとえば灰谷健次郎などに対して、おまえは日頃、人権派を名乗ってはいるが、本当の意味での人権派でない、おまえは似非・人権派だ、おれたちの方こそが真の人権派なのだ、といって批判するのなら理解できるんだけど、この人たちは「人権」そのものを否定しているのだろうか? 「人権」ってどう考えても大事だと思うんだけどね。 |
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