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寺山修司の「天井桟敷」が一日だけ復活し、上演 |
僕が初めて観た寺山修司の作品は保存してあった当時の入場券や「天井桟敷新聞1号――26号 全縮刷版」などの資料によると、演劇実験室●天井桟敷●第25回公演『阿呆船』('76/7/29 大映調布撮影所・第4スタジオ)であった。僕がまだ高校生の頃のことである。それ以後、『奴婢訓』『中国の不思議な役人』『身毒丸』『レミング』
『青ひげ公の城』 『観客席』『百年の孤独』などを観た。47歳で寺山が亡くなったのが1983年5月4日のことであった。多分、僕が観た最期の寺山演出作品は演劇実験室●天井桟敷●第30回公演『レミング 82年改訂版 壁抜け男』('82/12/15 紀伊國屋ホール)であったと思う。 なんでも赤塚不二夫が紫綬褒章を受章したらしい。(ZAKZAK「赤塚不二夫が紫綬褒章受章なのだ」)
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都心のオフィスビル同様、東京都内の一等地にある住宅地でも、外国人住宅の家賃相場が上昇、盛況が続いている。日本版ビッグバンやアジアの経済危機で、東京に拠点を置く外国企業が増えたのに伴い、バブル崩壊以降低迷していた幹部向けの高級賃貸住宅の需要が急増しているためだ。なぜ「幹部向けの高級賃貸住宅」を「外国人住宅」と呼称するのか、朝日新聞のセンスを疑う。不動産実務の世界では、もしかしたら「一戸建てで延べ床面積は平均180平方メートル/ふろ場兼洗面所は2カ所以上必要で、セントラルヒーティングや洗濯機、食器洗い機などの設備も欠かせない/家賃は月80万―120万円が平均」の住宅は「外国人住宅」と呼称されているのかもしれないが、常に固有名詞の「宅急便」を一般名詞の「宅配便」と置き換え、「後進国」を「発展途上国」と言い換える配慮を働かせる新聞が、なぜこのような偏りのある言葉を使うのか、理解に苦しむ。この場合の外国人は、一部に金持ちの華僑なども含まれているにせよ、白人だけをイメージしている(少なくともアジア、アフリカ、中東、ラテン・アメリカなどからのデカセギやオーヴァ・ステイの外国人は含まれていない)のだから、「白人住宅」「西洋人住宅」と呼ぶべき、とまでは思わないが、新聞では「外国人向け高級住宅」とでも呼ぶべきだろう。 そういえば「外人売り」とか「外人買い」とかいう用語法もよくわからない。ここでいう「外人」というのは主に欧米系の機関投資家を指しているのだろうか。僕にはあまりそれらの意味はクリアでないのだが、まあ、こっちの方は証券業界ではすでにそれなりに根づいた用語法なのだろうから、メディアがそれらを借用するのを一概に否定はできない。しかし「外国人住宅」の方はまだ不動産業界でも完全に根づいた用語法とは言えないのではないか。そのような用語を新聞が率先して使うのは何とも解せない。 似たような言葉に「外人ハウス」という言葉があった。村上龍あたりが使っていたような気がする(ちょっと記憶が曖昧だ)。僕のうちも、幼い頃、西洋人に家を貸していたことがある。あれもハウスと呼んだのだろうか? |
さて次のテクストは高橋源一郎『文学なんか恐くない』(朝日新聞社)p.82〜p.83からの引用ですが、原典を書いた作家は誰でしょうか?
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