to Homepage  to Previous Page   to Latest Text


Also Sprach Mkimpo Kid

1997年09月21日(日)

 今日は大手町のサンケイ会館に東京都葬祭業協同組合主催「第10回消費者懇談会 知っておきたい葬儀の知識」という催しに行ってきた。内容は「10分でわかる喪主の心得」のヴィデオ上映と「今日の葬儀事情」をテーマにした僧侶、消費者団体役員、業界役員、経営コンサルタントによるパネル・ディスカッションだ。
 大事なことだけど、葬儀の段取りや戒名のつけ方、費用のことなど知らないことばかりだ。人が死ぬと、もちろん地域によって違うし、一般化はできないんだが、墓は別として、一式で200万円から400万円くらいかかるらしい(平均で200万円)。院号をもらうと100万円だそうだ。
 冠婚葬祭互助会を批判したり、散骨や自然葬に否定的だったりと、本当に中立的な立場からなされた催しなのかどうかよくわからなかったが(千代田区の後援なので、それほど偏っていることはないと思うが)、何も知らなかったので、いろいろ勉強になった。
 討論のなかでも話題になったが、葬儀を「ビジネス」としてとらえ、喪主の側を「消費者」と呼ぶ考えは、当然ではあるのだが、面白いところである。医療とか葬祭に関しては「サーヴィス業」として割り切れないところがどうしても残り、金銭面でどうしても合理的に業者側(医師や葬儀業者、僧侶たち)と交渉ができない。病気になれば、気弱になるし、葬式には故人の遺志や世間体がある。この辺はちょっと難しいところだ。


1997年09月22日(月)

 佐藤孝行が総務庁長官を辞任して、後任は小里貞利に決まったそうだ。小里といえば、阪神大震災のときの地震対策担当相として、評判の悪かった震災復興を担当した人間じゃないか。総務庁長官として今後の行革を引っ張っていくのに、小里が佐藤より適格なのか? 僕は反・保保だから、佐藤にはもともと期待してないが、結局、今回の騒ぎは「国民」あげての「いじめ」としか思えない。


 今日は「厚木市議 高田ひろし掲示板 on the Web」というのを見つけた。


1997年09月23日(火)

 今日は「ジオシティーズ ジャパン」に無料ホームページ WallStreet/1260 を確保した。


1997年09月28日(日)

 昨日で朝日新聞の「情報が凶器に変わる日 匿名ネット社会を考える」(6回)が終わった。
 西垣通はそこで書いている。

 電子ネットワークに限らず、匿名が横行するメディアに、私は建設的なものとして発展していく可能性を見いだせない。

 民主主義は、名乗って、生身をさらし、自らの責任でものを言う、それが大原則だ。

 酒鬼薔薇事件のときに(事件は今でもまだ続いているが)数多くのアングラ系掲示板がつくられ、そこに無数の無責任で下劣な書き込みがなされた。それらはネットワークの「匿名性」に守られたものだ。
 僕もまた一定の「匿名性」を保ち、発言している。「実名」を明かし、発言していくだけの覚悟はない。自分で決めているルールは、反論の場を確保するために、常にメール・アドレスを明記しておくこと。
 僕がいつも書き込みをしている THE HAN WORLD の管理人は自分の氏名や所属等を明らかにしている。在日という立場を考慮すれば、これは尊敬に値する行為だ。しかし今までほとんど中傷や嫌がらせなどは受けたことがないという。
 「発言の責任」を担保するために、どこまで「匿名性」を制限すべきか、また「表現の自由」を担保するために、どこまで「匿名性」を許容すべきか、僕にはまだ答えが見つからない。


1997年09月30日(火)

 今日は久しぶりに本をたくさん買った。
 

# 村上龍 「イン ザ・ミソスープ」(読売新聞社)
# 加藤典洋 「敗戦後論」 (講談社)
# リービ英雄 「アイデンティティーズ」 (講談社)
# 島田雅彦他 「電脳売文党宣言」 (アスキー)
# 佐川一政 「少年A」 (ポケットブック)
# 町沢静夫 「壊れた14歳」 (WAVE出版)
# 小田晋 「神戸小学生殺害事件の心理分析」 (光文社)
# 柳原三佳 「事故る前に知っておく自賠責保険請求ガイド」 (情報センター出版局)

 こんなに読めるかなあ。


 10月4日(土)放映のNHK「BS討論」は「インターネットは規制すべきか」という内容で出演者は次のとおりらしい。これは猪瀬直樹の掲示板で知った。

国分明男(電子ネットワーク協議会専務理事)
中島洋(アスキー未来研究所長)
吉村伸(メディアエクスチェンジ社長)
筒井康隆(作家)
牧野二郎(弁護士)
尾崎憲一(ベッコアメ・インターネット社長)
猪瀬直樹(作家)
椎名亜希子(アシスタント)

 猪瀬直樹の掲示板には恥ずかしいこと書いちゃったなあ。


つづきはこちら

to Homepage


Also Sprach Mkimpo Kid に対する
ご意見・ご感想・ご質問
情報等はこちらまで。