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Rooftop

ムキンポの鼻☆スペリオール



2009年3月号

連載第56回

京品ホテルをめぐる攻防のことなど

不謹慎な言い方になってしまうが、最近で一番昂奮した出来事は、1月24日夜から翌朝にかけての京品ホテルをめぐる攻防だった。この日はたぶん大丈夫だ、みたいな話を事前に聞いてたので、終電で帰ればいいや、何なら始発で朝また来ればいいし、というくらいの軽い気持ちで来てしまったのだが、結果から見ると、その想定はとんでもなかった。終電間際に朝に向けてのスクラムの練習が始まり、帰るタイミングを失してしまったのだが、結果的には徹夜の籠城に参加できて却ってラッキーだった。親しい仲間との和気藹々とした合宿みたいな夜の光景が、夜明けとともに徐々に緊迫したものに移りいき、遂には権力によって暴力的に排除された。押し合いへし合いで腹部を圧迫され、排除後、1時間くらいは気持ちが悪かった。靴をなくしたり、メガネやカメラを壊されたり、また肉体的に僕より重篤な被害を受けた人も何人もいた。闘争自体は一時的には後退だったかもしれないが、個人的には貴重な経験をした。こんな激しい経験なかなかできない。一歩後退、二歩前進！ 　2月1日、麻生を倒せ！ないかくだとう実行委員会の巣鴨→上野→秋葉原情宣に参加した。この日の行動は2月8日に新宿で実施した「麻生を倒せ！ないかくだとうデモ」に向けてのものである。写真は巣鴨から上野へ向けて移動中の山手線車内。麻生を倒す行動には全面的に賛成だが、しかしできるなら小泉の時代にこれをやりたかった。小泉こそが悪の根源と思うから。アメリカでブッシュの人気は地に墜ちたのに、日本で未だに小泉人気に陰りが見えないのはなぜだろう。日本人てアメリカ人より民度低いのか？　しかしアメリカ人みたいに直接人殺ししたわけじゃないし、日本人の方がいくらかましか。 　昨年12月のクリスマス粉砕デモにつづき、2月14日、革命的非モテ同盟によりバレンタイン粉砕デモが貫徹された。「恋愛至上主義反対！」「カップルは自己批判せよ！」の声が再び渋谷の街に鳴り響いた。次は3月14日、ホワイトデイか。万国の非モテ階級、団結せよ！

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