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ムキンポの鼻☆スペリオール

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2009年2月号

連載第55回

非モテとガザと落書きと



 12月23日、24日と2日つづけて「クリスマス粉砕デモ」に参加した。23日は「革命的非モテ同盟」の主催で渋谷、24日は「素人の乱」の主催で高円寺。写真は23日の渋谷のときのものである。非モテ歴数十年の僕としては23日の革非同デモに特に激しく共感する。これで「三大白色テロル」と言われるヴァレンタイン・デイ、ホワイトデイ、クリスマスを2008年を通じてようやく一巡粉砕できた(順番としてはクリスマスから始まるらしいが)。かつてゲバ・スタイルでやってた頃にも参加したかったのだが、あいにく機会を逸してしまった。今年も2月14日、3月14日とつづく恋愛資本主義との闘いを勝利するまで闘うぞ!でも誰かチョコレートください。


 イスラエルによるガザへの侵略・占領・虐殺がつづいている。1月18日、イスラエルにより一方的に停戦とやらが宣言されたが、こんなものは単なる誤魔化しでしかない。ガザの封鎖が解除されない限り、住民の最低限の生活さえ破壊されたままだ。12月27日のイスラエル軍による攻撃開始以来、パレスティナ側の死者は1300人以上、対するイスラエル側の死者は13人、何というこの非対称性!イスラエル国民はもはやホロコーストを断罪する倫理的基盤を失った。
 「イスラエルの解体、全ての侵略国家の解体を!シオニズムの解体、全ての奴隷制からの解放を!解放の連帯!」(ユセフ・桧森/2002年・土地の日に)
 写真は1月11日、新宿での「スピークアウト&デモ:イスラエルは占領とガザ侵攻をやめろ!」のときのもの。


 落書きが一般的に称揚される行為だとまでは思わないが、かといって公園の公衆便所の外壁に「戦争反対」「スペクタクル社会」と書いたことが、建造物損壊で懲役1年2月の重罪だとも思えない。ブッシュや小泉の犯した戦争犯罪・大量虐殺に較べたら赤ちゃんがミルクをこぼした程度のことでさえないだろう。1月16日、当該青年への実質的な「刑罰」であった執行猶予期間が終了した。1月18日、これを祝し、青年にお疲れさまを言うために、「反戦無罪」と「地域ファシズム反対」を訴えるデモが企画された。写真は落書きの現場である杉並区立西荻わかば公園前をデモ隊が通過するところ。反戦無罪!落書有理!



2008年12月23日(火)
12・23クリスマス粉砕デモ&忘年会

2009年1月11日(日)
スピークアウト&デモ:イスラエルは占領とガザ侵攻をやめろ!

2009年1月18日(日)
みんなで守ろう! 美しい杉並 『市民の「安心安全」フェスティバル』
「反戦無罪」と「地域ファシズム反対」を訴えるデモ

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