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ムキンポの鼻☆スペリオール

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2008年11月号

連載第52回

ゴーゴー・ピョンヤン 2008


 9/27から10/1まで5年ぶり生まれて2度目の朝鮮観光旅行に行ってきました。アリランやマスゲームを堪能し、犬やアヒルのご馳走に舌鼓を打ち、充実した5日間でした。
 羽田空港だったか、関空だったか、確か荷物検査を過ぎて、バスポート・コントロールを受ける手前だったから、関空ではなかったかと思うのですが、「北朝鮮に対する渡航を自粛してください」云々みたいな貼り紙がしてあって、これからの旅に対するわくわく感を、出発直前に、いやが上にも盛り上げてくれました。日本政府も気が利いてますね。
 往時には年間数千人の日本人が朝鮮に観光に訪れてたらしいのですが(最多はアントニオ猪木「スポーツと平和の祭典」訪朝の年)、昨年はわずか150人、今年は100人行くか行かないか、とか。冗談だろうけど、僕たちが今年最後の日本人かもと言われました。20人くらいいる日本語ガイドさんたちはほとんど仕事がないそうです。代わりに中国からの観光客が大量に訪れてます。あとヨーロッパから少し。
 あっちへ行くまで、アリランとマスゲームとは1つのものだと思ってたのですが、ガイドさんによると2つは別のものらしいです。アリランは週に4回、夜に公演します。マスゲームは週に2回、夕方に公演します。アリランはマスゲーム、人文字、人絵、サーカス、テコンドー、映像、音楽、踊りなどの要素を取り入れた総合芸術パフォーマンスで、マスゲームは子どもたちの集団体操です。会場は両者ともにメーデー・スタディアムです。
 出発直前に知ったのですが、アリラン祭は、当初、8/4から9/30までの予定だったのが、10/10まで延長になったそうです。今回、日朝平壌宣言6周年の9/17にようやくキャンセル待ちの航空券の予約がとれて朝鮮に行けることになったのですが、国防委員長に万一のことがあったら、きっと国境を閉じられて入れなくなっちゃう、と恐れてたので、延長と聞いてほっとしました。こうしたエクストラヴァガンザを連日開いて、しかも会期が延長になるくらいだから、国防委員長はきっとご健在だろう、と。
 とにかくアリランはすごかったです。笑っちゃう部分もあるんだけど、単にそれだけでは済まない感じでした。是非現地で直接ご鑑賞ください。TVのワイドショウで観るのとは全然違うと思います。僕はマスゲームよりアリランの方が感動しましたが(びっくりたまげました)、写真を撮るには、夕方のマスゲームの方が明るくていいですね。南男北女(ナムナムプンニョ)という言葉があるけど、わたーん。ふうに言うなら、マスゲームは壮大な“萌え”でした。

金日成主席に献花


マイクの向こうは韓国、こちらは朝鮮


マスゲームの人絵


マスゲームを終えて家路につく少女たち



2008年9月27日(土)〜10月1日(水)
ゴーゴー・ピョンヤン 2008
Go Go Pyongyang 2008
朝鮮観光写真紀行

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