Rooftop
ムキンポの鼻☆スペリオール
2008年6月号
連載第47回
そこにある死とここにある命
このところ超多忙でデモや集会にゆっくり参加してる暇がない。ロフト系のイヴェントにもほとんど顔を出せてない。物理的に自由な時間がほとんどないし、仮にやりくり算段、都合をつけて参加してても、心の底からそれらを楽しむ気持ちのうえの余裕がない。それでも運動とまったく無縁の生活になってしまうのはなんとも寂しいので、近場のデモのときには出発だけでも見届けようとなんとか駆けつけたりもしてるのだが、なんかアリバイづくりのようで、どこか気持ちが入ってない。 最近、ビルマと中国を相次いで大きな自然災害が襲い、何万人あるいはそれ以上の人たちが短時日に亡くなり、今も現に亡くなりつつある。規模の上では(僕の人生観を大きく揺るがした)阪神大震災を遙かに凌ぐ大災厄だが、今の僕にはなんか現実感がともなわない。それはたぶん正しくない感じ方なんだが、名もない死どころか数字としても概数でしかカウントされない人びとの死がそこにはあり、そしてここにあるたった一人の人間の命をめぐる闘いが今の僕の心をとらえて放さない。 合成の誤謬? 言葉の正確な意味も知らぬまま、この言葉が繰り返し僕の脳裡をよぎる。何か別の展開はあり得なかったのか。生きのびろ!
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