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Rooftop

ムキンポの鼻☆スペリオール

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2005年2月号

連載第7回

〈Wattan秘境探訪隊〉は行く!


東京拘置所(1/4)

 今年の初詣は小菅の東京拘置所に行ってきたぞ。ここにはジャマルさんというイラン人青年が昨年の10月20日以来、もう3か月も独居房に閉じこめられてる。座り込みをしていた国連大学前で警察に不当逮捕されたのが9月22日だから、身体の拘束はすでに4か月にも及ぶ(1/20現在)。「傷害容疑」で起訴されたのだが、「全治3日間のケガ」に対して、仮に有罪になり、イランに強制送還されでもしたら、極刑を含む苛酷な現実が待ちかまえているかもしれないのだ。日本に友人も多く、前途有望な青年に対して、こんな理不尽なことってあるのだろうか。

習志野演習場(1/8)

 1月8日、陸上自衛隊第一空挺団の初降下訓練があった。第一次〈Wattan秘境探訪隊〉は、早朝、二手に分かれて某バス停前に集結し、大胆不敵に自衛隊の訓練ぶりを探訪してきたぞ。第一空挺団はわが畏友わったん。氏が10代の頃、活躍していた場所である。なんでも15年(?)ぶりだかで訪問したらしいが、昔の同僚たちにばったりと出くわし、「お前、無事に帰ってきてよかったなー」と言われたらしい。
 2月2日(水)にはNAKED LOFTでトーク・イヴェント『Wattanの秘境探訪』 vol.1を開くのでよろしくね。

トルコ大使館(1/18)

 去年の夏、難民認定を求めて、炎暑の中、72日間にわたり、国連大学前で座り込みをつづけ、青山のど真ん中に「解放区」を現出せしめたクルド人の2家族12人が、今、とんでもないことになっている。1月17日、カザンキランさんとその長男のラマザンさんが月に1度の仮放免の更新のため品川の東京入管へと出頭したところ、2人とも収容されてしまったのだ。国連から「難民である」とのマンデートを認められてるに関わらずだ。しかも話はそれだけで収まらなかった。なんと彼らは、その翌日、トルコ航空TK51便に暴力的に搭乗させられ、国籍国であるトルコへと強制送還されてしまったのだ。1月20日夜のTVのニューズ映像にイスタンブールでラマザンさんが警察車輌に乗せられてる姿が短時間、映し出されたが、果たして彼らの今後はどうなるのか。エルダル・ドーガンさんの出頭日は、明日、1月21日、カザンキラン家の残された5人の出頭日は、1月24日に予定されている。


「Rooftop」 2005 February


Free Jamal Saberi Now !
ジャマルさんの再収容をやめよ!正当な難民認定を!不当逮捕・起訴糾弾!

2004年1月8日(土)
〈Wattan秘境探訪隊〉は行く
第一空挺団 初降下訓練 @ 習志野演習場

2005年2月2日(水)
NAKED LOFT Talk
『Wattanの秘境探訪』 vol.1
「もったいない。こんな政府に税金払えるか!」

Save Their Lives ! Kazankirans & Dogans
Kurdish 2 Families Struggle in Japan & in Turkey
2家族の再収容・強制送還をやめよ!正当な難民認定を!

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