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Also Sprach Mkimpo Kid

1998年07月01日(水) What Day Today?

 ムキンポ候補、「ヴァーチャル参院選挙」にて得票数72票、一躍第1位に躍り出る。ま、当然の結果だが。うひゃひゃ。

選挙公報


1998年07月02日(木) What Day Today?


1998年07月03日(金) What Day Today?


1998年07月04日(土) What Day Today?


1998年07月05日(日) What Day Today?


1998年07月06日(月) What Day Today?

 今日は夕飯を食べたあとで妻と一緒に参院選の不在者投票というのに行ってみた。手続きはとても簡単だ。
私は、平成10年執行参議院議員選挙の当日、下記の事由に該当する見込みです。このことが、真実であることを誓い、投票用紙等を請求します。平成10年 月 日
 と書かれた宣誓書(兼請求書)に氏名・住所を書いて、あとは「該当する事由」を○で囲むだけだ。印鑑も必要ない。僕は「レジャー・用事等」のうち「ア.他の区市町村に外出、旅行、滞在」というのを選んだ(もちろんこんなのは適当だ)。
 ここで僕が誰に投票したか公開してしまおう。比例代表選出は民主党、東京都選出は中村敦夫に投票した。
 投票すべき政党や候補者の思い当たらない人は、とりあえず投票用紙に「ムキンポ」と書こう。
 「週刊文春 7月9日号」の記事に次のようにある。
 どのマスコミも言及していないが、前回参院選では、投票総数4.300万人に対し、比例区で112万票(2.6パーセント)、選挙区で75万票(1.7パーセント)の白票が投じられた。さきがけの得票総数が、145万票余り(2議席獲得)だったのだから、この数字は注目に値する。わざわざ投票所に行き「白票」を入れる行動は、実は大変な意思の表明なのだ。

1998年07月07日(火) What Day Today?

 亀王先生掲示板に概ね次のような内容の投稿があった。
 私の友人のコスタリカ人は、自分の国で有名人が投票後に「私は××に投票した」と発表するのを、民主主義の精神に反すると怒っていました。
 私の両親も、「夫婦に秘密はないが、誰に投票したかだけは秘密」と常々語っておりました。
 公開の場で、個人的な投票の内容を語るのは是なりや?

 誰に投票したか公開の場で告知しちゃいけんのか? 公職選挙法には次のように書いてあるぞ。
 第52条(投票の秘密保持)
 何人も、選挙人の投票した被選挙人の氏名又は政党その他の政治団体の名称若しくは略称を陳述する義務はない。
 (D'z LEC 公職選挙法

 条文を全部読んだわけじゃないが、義務はないが権利はあるんじゃないか?
 もっとも「第13章 選挙運動」には第135条(選挙事務関係者の選挙運動の禁止)、第136条(特定公務員の選挙運動の禁止)、第136条の2(公務員等の地位利用による選挙運動の禁止)、第137条(教育者の地位利用の選挙運動の禁止)、第137条の2(未成年者の選挙運動の禁止)、第137条の3(選挙権及び被選挙権を有しない者の選挙運動の禁止)・・・・・・なんていうのもあるが。
 引っかかるとすれば135条(「ヴァーチャル参院選挙」選挙管理委員会)、137条(「亀の子幼稚園」亀の子園長)、137条の2(小学生)くらいしか思いうかばんが。
 「有名人の地位利用による選挙運動の禁止」というのは見当たらなかったぞ。もちろんわしは有名人じゃないが。うひゃひゃひゃ。


1998年07月08日(水) What Day Today?


1998年07月09日(木) What Day Today?

 「ヴァーチャル参院選挙」で昨晩、ゲスッにいたずらされた。夜間は投票所を閉じることにする。

1998年07月10日(金) What Day Today?

 若手言論人のなかには〈投票率暴落こそが「現状打破」の鍵だ!〉などとして参院選に行くことを冷笑する空気がある。宮崎哲弥しかり岡田斗司夫しかりである(まあ、岡田は単なるブタだからどうでもいいが)。
 庶民の味方であるはずの『週刊文春』までもが、あたかも『朝日』の霊に憑かれたかのように、「選挙に行って白票を投じよう」キャンペーンをはじめた。だけど、白票なんぞを入れても、現下の政治体制はビクともしませんって。むしろ、投票率低下をめぐる政治家やマスコミの右往左往ぶりをみれば、どんどん棄権して、投票率を底の底まで叩き落とした方が「現状打破」に直結することは明らかである。そうしてはじめて、代議制度の根本的改革や住民投票や国民投票による直接民主制の導入が、具体的な政治課題に上ってくるというものだ。
(「週刊文春 7月16日号」宮崎哲弥「異見あり」より)

 宮崎本人が選挙に行かないのは勝手であるが、何も「棄権のすゝめ」をTVや雑誌で大々的に宣伝することもあるまい、と僕などは思う。そんな啓蒙活動はしなくとも、もともと国民の半数以上は投票には行かないのである(特に宮崎の読者である若い世代はほとんど行かない)。
 さて、「ヴァーチャル参院選挙」でも使った「あなたの1票が日本を変える」というキャッチ・フレーズについてだが、この言葉に嘘やしらじらしさを感じる人は多い。1票差で候補者が当選したり落選したりということは、国政レヴェルではまず考えられないから、この欺瞞性の指摘はある意味で正しい。
 だが1票を投じる「あなた」は特別な1人なのだろうか、と僕は思う。所詮、この世は構造主義的に成り立っているのだ。「あなた」が日曜日に投票所までわざわざ足を運んで、投票用紙に特定の候補者の名前を記入するということは、同じような行動をとる人が同じ選挙区に少なくとも100人はいるということだ。「あなた」が棄権するということはその100人も棄権するということだ。
 僕は別段、「あなた」が投票しても棄権してもかまわない。
 投票には行きたいが、投票する相手がいないという人は、投票用紙にとりあえず「ムキンポ」とでも書いて投票しよう。
 


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